両極倫理破綻?まるで社会主義経済だ?

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    昨日の朝日GLOBEに小泉内閣の経済財政担当相だったK大学の竹中平蔵氏が、経営破たんの日本航空やエルビダーメモリーへ政府金融機関DBJが、民営化を放棄したまま、民間介入するのは、「まるで社会主義経済だ」・・と述べている。
    JAL公的資金救済は決定したわけではなく過去からの放漫経営による、高コスト、高額突出の退職者企業年金、膨大な累積債務、経営者・幹部責任、八つに分裂した各労組エゴの追及など再建計画の承認なくして、公的救済などはありえない。
    「日の丸」JALをまるで「アメリカン航空」へ売却するのが市場原理シンボルであるがごとき言説から「社会主義救済」批判が出るのだろう?
    「国旗日の丸」を盾に4500億円?の公的救済か米国売却か?の選択を開き直り迫る・・かのように見える現JAL西松経営陣もこの竹中スタンス批判を拠りどころに、本音は売却願望なのかも知れない。公的資金で赤字路線の維持が納税者への恩返し?などと言うがその経営神経、感覚に驚きあきれる。
     かって産業再生でバブル救済された日本の大手銀行やゼネコン・流通はどうなのか?今進行中の米国金融バブルへの公的資金救済とは、何なのか?経営責任の解明・追及を不問?のまま再生救済した付けが「経営倫理崩壊」として定着しているのかもしれない。
     救いがたい事だが多少の事?をしても、「最後は公的救済」されるとでも思っているのが、放漫破綻企業のトップ経営感覚になってしまっただろう。
     こういう企業や経営者に人気の、市場万能主義者、竹中さんは大学のグローバルセキュリティー研究所?とかの先生だから、経済学は・・良くご存知なのだろうが、まるで「社会主義?経済のようだ・」などと言う「操作性の低い時代遅れ?主語」を承知の上で・いつまで冷戦時代の文脈で使っているのだろうか?つい半年前のリーマンショックから世界中の金融危機を暴発した現実を、経済学者として本当に理解しているのか疑いたくなる。
    カジノギャンブル化したNY証券市場や破綻金融機関は、仕掛け張本人のFRBによる世界中からの莫大な公的資金投入でかろうじて小康を得ているのが実情だ。既に失業率は10%を超え、何時、小康からドル崩壊・大暴落の大破綻となるか予断を許されない末期情況が現実なのです。
    世界の先端資本主義国のアメリカが、自由競争、弱肉強食・競争原理、市場万能でその制御の失敗から大破綻となり、今、国家総動員で金融市場破綻の尻拭きをしているのです。
    今更ケインズ政策の復活ではないでしょうが、更に遡って古典アダムスミスの「見えない手」でもないでしょう・・。
     負債総額16兆円を超える破綻GMを莫大な税金投入で救済の事実などは、国家管理、国営そのものではないですか。課題は金融機関や投資家・株主までその責任が及び再建負担に相応しい義務が求められているか否かでしょう。
     竹中さん・・この事実は社会主義経済ではないのですか?笑)民営化推進・市場・自由経済万能主義の結果の象徴がこれでしょう・・小泉政権で郵政から・DBJ日本政策投資銀行まで民営化しようとしたあなたが、世界金融破綻の事実の前で、未だ民営化推進・市場万能の旗印を掲げ、JAL破綻救済に社会主義経済か?などと異議を箴言するスタンス・根拠は何処にあるのでしょう。
    「市場経済の実態が人間の性悪説だと本音で知りながら」・・・・都合の良い、表向きには「性善説で、法人税削減・経済成長は規制緩和と民営化」で雇用や景気回復を・・という、詭弁を多用する。正体不明の変身日和見では、学者?としてあまりにも、無責任で非科学的で不誠実です。
    まだ、あの総懺悔した?中谷巌さんの方が学者らしく「正直で筋が通っている」と思います。笑)

    GMもJALも大手金融機関も全て民間私企業として経営者や株主責任をマーケットの裁き?に任せ、放任すれば良いと言うのでしょうか・・まさか、都合の良いときだけ、スミスの「見えない手」インビジブルハンド?などと今更言わないでしょうね、それでは経済学者ではなく、奇術師マジシャンと変わりません。(Mフリードマンやシュンペーターさんも楽天主義者だったと、たぶん泣いているでしょう?)

    眼を転ずれば、民営対極の「国策、公共事業のシンボル」である国土交通省も汚職と天下り、利権の汚濁で他の官庁同様、改革対象そのものだ。
    話題の「八つ場ダム」には、総事業費4600億円の税金を注ぎ込む予定で既に70%の3217億円は代替地確保や道路建設に投入済。戦後半世紀以上経過して未完成。これは半世紀以上も続いた自民党政権のシンボル公共事業だ。その常套手段で手形振り出し人も利権受益企業も地方自治体首長も今は不明か。
    今や治水効果も利水・工業用水需要もなく、建設決定空手形だけが地元に放置されている。まさに地域振興の美名に隠れ、利権先取り・空手形振り出しのまま税金が浪費された。新政権の責任でこの空手形を割引処分しなければならない。恐らく、他の多くの土建需要ダムも、他の箱物事業と同じ利益誘導構造で納税者無視のデタラメ無責任の可能性が大なのだろう。
     多くのダム建設中止が新政権で決定されているが、利権寄生虫がすでに、大方食い荒らし、空手形放置で逃走完了しているのではないか。
    倫理・道徳崩壊の無責任公務員と利権企業の事実を白日の下に晒し、懲戒し、一掃しなければならない。
     このような実体の公共事業を意図的な悪意で「公共事業=社会主義?経済」の文脈に混在させて民営化を推進する社会主義?対極の市場万能主義に短絡させてしまえば、本質や事実不明のまま、汚い話だが「味噌/糞」一緒となって誤魔化されてしまう。
     国策事業も民間企業も、市場を支える公益や自然環境、社会的コストは無料で利用し、自己責任の失敗破綻には責任放棄で膨大な財政赤字・負債と解雇失業者・無用の箱物、道路ダムを残して逃亡・食い逃げする輩が徘徊生息する市場・・単純な肯定否定・白黒の二元論から、両極の中間にある事実リアリティーを冷静に受け止めなければ人類の進歩はないだろう。
    このような現実世界を正面から引き受けない?眼を逸らす、ご都合主義の日和見経済学や学者?など最初から不要です。
     JALは他の放漫破綻民間企業や無責任公共事業と同じく使い放題だった、大気、H2Oと国民からの税金、撒き散らしたCo2や累積赤字、負債、の全てにその社会的・倫理的責任を取らなければなりません。
     
     「民間・公共の両極倫理破綻、崩壊市場」「前門の狼後門の虎」ある意味で四面閉塞の?危機を救済・研究するのが「グローバルセキュリティー研究所?」でしょう・・・。まさか、竹中さん(達?)はこの危機・事実に眼を瞑り、自分達だけ、逃げ出し助かる「民営金融工学」とやら?「パーソナルセキュリティー研究」だけをしているのではないでしょうね・・・そうなら?・・K大の学生が可哀想?・・大笑!)



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