元旦朝日新聞とニュースの前提・意味定義

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    201001Asahi-shinbun
    2010年が明けた。今年も東京は快晴、元旦の朝、毎年のごとく郵便受けに新聞を取りに・・今年は何時もの年よりもチラシ広告が多いのか、郵便受けから新聞のぶ厚い束を取り出すのに一苦労。配達もさぞ大変だったろう。
    もう、40年以上購読している「朝日新聞」だが・・今年は紙面を見て、改めて大?マスコミ・新聞メディアの凋落を実感した。
    以下、あえて年頭酷評です、ご容赦。
    本紙40面のうち、全面広告ページが18面・4段・5段広告を合わせた総広告出稿段数は333段で比率56%が広告だ。
    その上、別刷りのTV番組表やスポーツ刷り、は言うに及ばず、意図不明の「読む?」も中途半端な編集が丸見え、各内容は手抜き埋め記事ばかりだ。
    編集・現場記者とも、取材や意欲・熱意を持っているとは到底思えない。
    記事・紙面からは熱意も、情報も得る事が無い。
    この傾向は他の全国紙・マスコミすべて同様?で、今更の感、「新聞ジャーナリズムも事業・企業経営だ」は当たり前。・・が世間物知りの「常識?」でしょううが・・・・・その常識の沈黙受諾も耐えられない。
    本来、新聞:筆の自立・独立、を維持する指標として広告依存比率である「バージンライン」が言われるのもその根拠があっての事なのだ。
    数日前の天声人語に、大不況の最中、行政刷新の仕分けのように、無駄と判断されないよう、貴重な家計からの購読料支払いに値する新聞つくりを・・の表現があったが、編集局自らが紙面の内容希薄化を自覚しているのだろう。
    だとしたら、手抜紙面・埋め記事は確信犯ではないか。
    最近は天声人語すら「諺・語源辞典と起承転結・落とし噺」で以前のような「成る程」と言えるような人語はなく、品がない上滑り、お手軽話ばかりが増えた。
    本社主筆の船橋洋一さんとか・・が12月29日の紙面で「権力監視かわらぬ使命」とかで1面に書いているが・・・・
    今、新聞として一番大切なのは、以前からそうだが、存在価値を掛けて取材した事実・情報を、社会に対してして自らの判断と分析で解釈し、をその根拠と前提となる視点、プロセスを明らかにすることでリスクを負いながら読者、社会へ迅速に注意喚起し、報道・警告する事だろう。
    紙面に情報価値がないのは「事実追求取材なし・分析なし」「孝察リスクなし・前提・思想なし」の「無し無し尽くし」で・・八方美人・高みの見物・無責任評論家・・現場下請け外注任せの「企業人・勤め人」ジャーナリストばかりだからではないか。
    真実報道よりも会社存続・地位年収が第一優先では「権力監視」などできる訳がない。
    外交安保と極東有事・イラク・アフガン支援とテロ・9・11・経済金融危機・財政破綻・赤字国債・円高大不況・デフレとゼロ金利・貧困率・政権交代と民主党・核疑惑・沖縄基地・駐留米軍と思いやり予算・環境問題と原発、ダム開発・道路空港建設・地球温暖化?CO2削減?新型インフルエンザ・・・・・
     これら課題・事件について、「どれもニュースの意義と意味を考え」「民主党だろうが自民等だろうが、時の政権を監視するのが朝日新聞の使命」と船橋さんは言うが・・・・・違うだろう。
     ニュースの「意味や意義」を考え、判断するのは「購読者」でその判断材料や事実を客観的・科学的,論理的に報道することがまず第一の使命だ。
     あなた方の使命は、「事実・疑惑の追求取材」もソコソコに、安直お手軽なニュースの意義や意味を垂れ流すのではなく、上記のようなニュース課題を1面トップへ掲げる、または掲げない・・その「前提・意図」は何か?「その言葉の意味定義」は何か?視点・前提思想を明確にする事だろう。
     現場取材する、自己リスクでそれを分析した、その思考・前提の全プロセスを世間に公表して、ジャーナリストとしての「ニュースの真実と思われる事実を伝える事」が新聞ジャーナリズムの存在価値でしょう。
    自己分析リスクの「真実:事実」も存在しない、不明なのに、オコガマシクも客観的?常識的?な意義や意味が出てくる訳がないでしょう。
     ましてや、昨今の世相、「事実も真実」も複雑怪奇・真偽不明・意図的欺瞞・自作自演の事件ニュース続出では「不明」「判断不能」「怪奇・疑惑あり」と正直に・・「判らない」と言う「事実」を報道することが最重要だろう。
    権力者やスポンサーの言う「安直判断」を事実?常識?結論・原因として疑問不問のまま流布するなど、もっての他で”事実歪曲”の犯罪行為でしょう。それではCM広告と変わりません。
     試しに上記事例:単語をYouTubeやグーグルやヤフーで検索してみると良い(Ex;下記クリック)。
    マスコミで報道されている事と全く異なる真偽不明の・逆のニュースや情報が山ほどそこに存在する。
    「CO2?温暖化」 「9/11・イラクアフガン」「経済金融危機・FRB」『豚・新型インフルエンザ・タミフル・ワクチン」・・大朝日やその他マスコミにも「この違い:矛盾・疑問」への解説コメントは以前から存在すらしない・・同じメディアとして恥ずかしくないのだろうか?。
    学校の教師が混乱する学生から質問され悩む姿にジャーナリスト・大新聞は責任を感じてすらいない。

    自民党にも民主党にも政権は監視?すると言うが・監視とは意味定義を明らかにして欲しい。
    「普天間基地の移設を本気で県外をさぐってみよ」?「みよ」?だと?
    せめて次善策ベストの民主党政権を社を挙げて支えきるとでも言ったら、朝日も未だ救われるのですが・・・
    「みよ」などと大きな態度で恥ずかしげもなく社説で言うような、視点不明・前提不問の記事が権力監視の意味になるのだろうか?八方美人で事象解釈の前提を問わない「哲学・思想・視点」が存在しないこの新聞は、顔なし、無責任の鵺(ヌエ)です。
    このままでは、購読中止者が続出・・しかないでしょう。
     系列民放各局の番組や報道にも同様の失望をもうかなり以前から感じ、天気予報とニュース・ドキュメンタリー番組?以外は視聴していないが・・その場で活字となり、消えることのない「新聞」の場合は、その凋落が隠し切れない事実としていつまでも残る。
     デジタルメディアやIT、モバイル、インターネットなど多様化の波、情報量・スピード変化に圧倒され・・既存メディア、特に出版や新聞メディアはかっての地位は既になく、情報の担い手として新規メディアに日々侵食、その存在すらあやうい。
    現場取材力・情報分析力・記事・コンテンツの新聞自立の要(購読料を維持・拡大する、本来の)新聞存在価値で勝負すべきなのだろうが、1次生情報・現場取材力・・が下請け、二次請?けに外注され記事の質、量ともに劣化しているのだろう。
    彼等は元旦に自社の新聞を読んでいるのだろうか?はなはだ疑問だ。
     今年は、自己防衛のためにも、接する全てのニュース・報道視点の「前提」である視点と哲学を改めて確認、問い正してみようと思うのだが・・。

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