世界同時株安とサブプライムローン破綻。

ついに、東証も15日369円安の今年最安値!
米国低所得者向け住宅ローン:サブプライムローンの破綻懸念から・NY株式市場から端を発して・欧州、東証も下落・・信用収縮防止のための資金供給は欧州中央銀行;ECBが32兆6000億円、FRBが4兆5000億、日銀が1兆円など・・世界中が、暴落防止に必死だ・・尾身財務相は、世界の連携で
「危機のヤマは乗り越えられた」とコメントしているが、本当か?。
ECBがこの米国発の信用破綻懸念に膨大な資金を供給した背景には、米国の低所得者向け住宅ローンの焦げ付きが、フランスの大手銀行BNPパリバに飛び火したことがあるようだ、もはや米国の不良債権問題が欧州全体に広がる危険性が出てきたからだという。
問題になっているサブプライムローンとは、クレジットカードで返済遅延が発生したことのある低所得者向けの住宅ローンであるため、一般の住宅ローンに比べて金利が高く設定されている。銀行は借りやすくしようと貸し出し当初の2〜3年間は年利を5〜6%に低く抑えているが、その反動で、その後の金利は10%前後の高金利となっているそうだ。
大手金融機関や、ファンド各社はこのサブプライムローンを小口債権化して
投資ファンド化し、複雑に市場にサブプライムが金融商品として蔓延、潜在している。それは、米国住宅・不動産の右肩上がりの市場成長、不動産価格の上昇による担保が前提でこの10年間支えられてきた。
ところが、かっての日本の不動産バブルと同じである・・今や、米国不動産バブルは完全崩壊・・ローン破綻の担保も貸付元本割れの危機恐怖が、信用収縮に連動しているようだ。
サブプライムローンの残高は、1兆3000億ドル(150兆円)まで膨らんでいるとも言われている!
FRBのバーナンキ長官が資金供給でクライシスはない、と必死だが・・
日米欧の投入資金総額42兆円の3倍以上の不良債権が火を噴く可能性は十分にあるのではないか。
■参考:広がる信用崩壊:田中宇
低所得者、貧困国家・・弱者から・・高金利で収益を上げる、最小のインプットで最大のアウトプットを得る、それが経済・市場合理性?競争原理?社会科学?などと言っている時間がババヌキゲーム人類に残されているのだろうか?
折からの猛暑・酷暑である・・温暖化、異常気象も・・自室、自分の車はクーラーで冷房・・外へは熱風排出の結果ではないか。
地球大気と言う自然や、経済市場、という限られた生存空間をそこに棲むもの、すべてが共有し分け合う・大切に丁寧に使う・それ以外に選択枝はないように思うのだが。
- 2007.08.16 Thursday
- 時事ニュース
- 10:23
- comments(1)
- trackbacks(0)
- by amato
気象庁のお天気お兄さん、お姉さんの・顔が「引きつって」いますよ。
本当に怖いですね。世界のリーダー責任者?科学者?
の皆さん、どうなるのか教えてください。