新緑に根幹を問う

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    minsyu
    木を見て森を見ず・・と言うが、緑の眩しい季節となった。
    以前このブログでも触れた民主党、小沢代表がようやく?代表を辞任し、総選挙へ向けて政局が動き出した。
    マスコミは民放各局も新聞も・・次期民主代表に立候補した鳩山幹事長と岡田副代表の二人が、挙党体制を再確立するためにその政策・・「小沢路線」を継承?評価するのか?に争点を定め、一騎打ち?などと囃したてている。
    個人的に言えば、リベラル革新の象徴・だった?菅氏の影が薄く存在感の無い事がまことに寂しく・・残念だ。
    だが、この戦後、初めての政権交代を実現しようとする総選挙での「争点」
    をそのような「小沢継承・評価」の表現で矮小化せず、「本質・根幹への問い」を明確にしなければならないだろう。
    本来、原理・原則・原点・・・・・「プリンシプルを孕んだ問い」こそが、小沢辞任劇であり、与野党対立である事からマスコミも国民も眼を逸らすべきでははないのだ。
    喉元すぎれば暑さ忘れる!・・本番の暑さ・夏・・猛暑は総選挙の7月以降に列島を覆うのは天・自然の摂理だが、本来、問われるべきは・・・・
    世界を覆う、金融・経済恐慌とその原因たる暴走「拝金の市場万能主義・競争原則とグローバリズム」に対する「公共・公益・環境からの制御・制約」課題だろう。
    現実は資本主義のシンボルたるバブル破綻の巨大銀行・証券の大手企業、金融資本・ヘッジファンドや、基幹産業の自動車・住宅・IT産業の経営破綻続出。
    好景気の時には人格高潔者?道徳者顔の、有能?企業家でも・・全てはサブプライムが発端で資産激減の大赤字?経営・投資責任もウヤムヤに「ご迷惑おかけしました?」の一言・記者会見で頭を下げて破綻の尻拭き始末願いを税金で・・・・となる。
    世界中がその経営責任不在の犠牲者、被雇用者である国民の国税・血税の公的資金で始末し、パニック・大恐慌を紙一重で回避しているのが今日の現実だろう。
    それが、ついこの間、暴発した「サブプライム問題・リーマンショック」ではなかったのか?早くも忘れて・・・次?のニュースですか?未だ喉元どころか口の中にそれが、ある、ではないか。
    先進国中最低の成長率予測で、低迷経済のどん底で、まるでこの国が世界恐慌の発生源のごとき有様が現実だ。サブプライム損失・債権毀損?で大手銀行は軒並み大赤字決算、増資で水増しに懸命な状態。
    それも、内需と国民を犠牲にした巨大輸出企業への過剰優遇と、大手企業の買い手労働市場、派遣、海外低賃金労働者の容認・労働行政の怠慢放置。
    国民「虎の子の年金基金と郵貯」を全て、米国国債・ドルの買い支えに注ぎ込み、国家レベルでアメリカ金融賭博へ出資した事がその原因だという事も全世界周知の事実で現在進行形、その結末はこれからが本番だろう。
    世界最大の国営企業GMや破産巨大金融機関・会社を国有化し税金で支える米国は最早、資本主義国家ではないだろう!キューバより進んだ社会主義?国家で、NY証券取引所は国営ウオール街ではないのか?米国バブル出資者・賭博胴元の自覚がないこの国が・・最低の成長率と評価を受けるのも理の当然、当たり前の事ではないか。

    小沢辞任劇・・も野党第一党たる民主代表が・・政治献金たるものをゼネコン利権の建設業界・・市場万能主義・団合?入札?競争原理のプレーヤーたる企業から永年に渡り受け取ってきた構造・体質、それが野党・民主党の政治活動を支える資金となる現実、政治資金規正法に適法であるか否かではなく、その事実。
    同じように・・議員の世襲問題・・国会議員の半数以上が親・祖父の利権?継承の世襲の異常?問題。この2点も、上記の根幹・根源課題と密着、不可分だ。小沢氏は自らの政治生命を賭して?この2点について党?としての政策や立場を明確にしよう?語らざるを得ない?ところに立ち、企業献金の全面廃止と世襲議員の否定をしたのではなかったのか?
    岡田氏、鳩山氏が小沢問題として争点とすべきはこの・・企業献金とは何か?議員世襲とは?に象徴される利権構造の改革と拝金・利益至上の資本主義暴走、市場万能の拝金効率競争原理への、知性・品性、公益、環境・・・からの、制御・修正、規制の政策だろう・・今や自動車産業が製造業・経済の基幹牽引構造の世界から、脱却する新しい産業革命、変革の時であり、既成のアクセルではなくどのようにブレーキを踏み、シフトするのかが問われているのだ!。
    同様に既成事実化している自衛隊26万人戦力・ハイテク武器と年間4兆8000億円の国防費。
    ソマリア・アデン湾への海外派遣・・・そのうちにアフガン?へ要請があるかもしれない。集団自衛権や憲法9条、戦争・武力放棄問題・・毎日空を飛ぶ自衛武力?の下で原点から、それを問い直す時ではないのか。

    「鳩山:友愛社会」「岡田:みんなの幸せ」・・の受けの良い、抽象的なシンボル・キャッチフレーズ・コピーで与党や既成世界との争点を不鮮明にしてはならない。
    孟子の首唱した「性善説」?で社会の公益や効率を支えてきた「教育・医療・安全・公務」の国民インフラ:根幹に・・弱肉強食の暴走競争原理と短期利益追求の市場原則、定義不在の民営化を導入促進し無茶苦茶にした前小泉政権とそれを賞賛したお追従、翼賛ジャーナリズム・エセ学者連。
    人間の本性を利己的欲望とみて、善の行為は後天的習得によってのみ可能とする説だという荀子の性悪説で?・・
    見えなければ、判らなければ・・ヤリ得だと言う・確信犯罪の品性下劣連中に・毒を仕掛けられれば、性善説の契約社会は一挙に破綻崩壊する。
    「ご迷惑・ご心配をお掛けしました?」顧客と社会をこれほど馬鹿にした謝罪の会見はない。下げる頭の下の確信犯罪の「顔」を大写しにすべきではないか。
    この輩を「法改正で重刑とし」社会・善良市民への裏切りには厳罰に処すべきだろう。
    毒ギョーザ事件・日付け偽装の銘菓・・産地偽装の鰻・・デタラメ介護会社・・人切派遣会社・・・そしてリーマン・から一連のBig3破綻・・金融世界恐慌。みな拝金地獄の確信犯罪だ。

    そう、マグレガーのX理論・Y理論というのもありました・・・。
    『X理論においては、マズローの欲求段階説における低次欲求(生理的欲求や安全の欲求)を比較的多く持つ人間の行動モデルで、命令や強制で管理し、目標が達成出来なければ処罰といった「アメとムチ」によるマネジメント手法となる。
    Y理論においては、マズローの欲求段階説における高次欲求(社会的欲求や自我・自己実現欲求)を比較的多く持つ人間の行動モデルで、魅力ある目標と責任を与え続けることによって、従業員を動かしていく、「機会を与える」マネジメント手法となる。』

    二択のどちらか?などと単純化を敢えて言うのではなく・・本質論・プリンシプルをこの重大政局を迎える今こそ、国民へ問う、明確にその姿勢を提示することこそ、鳩山・岡田両氏の使命であり、正常なマスコミ・ジャーナリズムの存在だろう。大局着眼の上、現実着手で森全体を見据えた新緑、木を語って欲しいものです。

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